最近よくHuelという広告をネット上でよく目にします。
SNSでよく見かけるよね
公式サイトによると、Huelとは1食に必要な栄養素が含まれているプロテインドリンクで、『人生をスマートに健康を応援する“完全食”』とのことです。
実際忙しい人にはありがたい商品だとおもいます!
私も臨床実習でよく医者が更衣室でカロリーメイトやウイダーを食べているのを目にすることがあります。
普段の食事の補助として使うにはいいモノなんでしょう。
でも、“完全食”というからには毎日3食これだけ飲んでも健康に影響はないんだろうか?
そこが気になりました、わたくし。
Huelにはいくつかの商品があるのですが、今回はボトル入りのドリンクである、Huel Ready-to-drinkという商品について掘り下げてみることにします。
5大栄養素といえば炭水化物、蛋白質、脂質、ミネラル、ビタミンのことを指します。
このうち炭水化物、蛋白質、脂質はエネルギー源として働くのでエネルギー産生栄養素とも呼ばれています。
人間が生きていくにはエネルギーつまりカロリーが必要ですが、そのカロリーをどれくらいの割合で炭水化物、蛋白質、脂質からとるのが良いかということが、実は分かっています!
およその割合でいうと、
炭水化物:蛋白質:脂質=3:1:1
が理想のバランスといわれているんです!
ここでHuelにもどると、
Huelは1本400kcalで炭水化物40g、蛋白質20g、脂質19gが含まれています。
炭水化物、蛋白質は約4kcal/g、脂質は約9kcal/gなので、カロリーで換算すると、炭水化物160kcal、蛋白質80kcal、脂質171kcalが1食分に含まれているという計算になります。
これを比にすると、
炭水化物:蛋白質:脂質≒2:1:2ということになるのです。
先ほどのように、理想のバランスは炭水化物:蛋白質:脂質=3:1:1といわれているので、Huelでは炭水化物が少なめに、脂質が多めに設定されていることがわかります。
プロテインなんかと比べたら炭水化物も含まれているんだね
脂質の摂取量が多くなりすぎると、脂質異常症などの原因となることがしられており、脂質異常症は様々な疾患のリスクファクターなので注意が必要です。
やはり毎食Huelというのは少しリスクがあるかもしれませんね。
あくまで普段の食事に加えて補助的に使用するのが良いのかもしれません。